
株式投資を始めたいけれど、PER、PBRってなに?🤔

数字の意味もさっぱりわからないよ😨
そんな風に悩んでいませんか?
株式投資において、「PER・PBR・ROE」の3つは、その株が「割安か」「安全か」「稼ぐ力があるか」を判断するための最も重要な指標です。
これを知らずに株を買うのは、中身を見ずに福袋を買うようなもの。
この記事では、投資初心者の方に向けて「3つの指標の本当の意味と計算式」を身近な例を使って具体的に分かりやすく解説します。
ぜひ最後まで読んで、根拠のある銘柄選びのスキルを身につけてください。
PER(株価収益率)とは?「今の株価は利益に対して割安か?」を見極める
PERは、一言でいうと「今の株価が、会社が稼ぐ利益に対してどれくらい割安か(または割高か)」を測る指標です。

割安か割高を知ることはすごく大切なことですね😊
PERの計算式と意味を具体的に解説
PERは以下の計算式で求められます。
・PER(倍)=株価÷1株当たり純利益(EPS)
毎年100円のお金を生み出してくれる「魔法の機械」があるとします。
この機械が1,000円で売られていたら、買うべきでしょうか?
この場合、1,000円÷100円=10倍(PER10倍)となります。
これは「投資した1,000円を回収するのに10年かかる」という意味です。
もし同じ機械が500円で売られていればPERは5倍(5年で回収)となり、数字が低いほど「割安でお買い得」と判断できます。
日本の株式市場では、PER15倍前後が平均的な目安とされています。(約30年中央値)
情報の根拠:PERの数字はどこから来るのか?
証券アプリで見かけるPERの数字ですが、根拠となっているのは企業が公式に発表する「決算短信」や「有価証券報告書」に記載された利益予想です。
これが、「一次情報(大元の正しいデータ)」になります。
しかし、初心者の方が企業のIRページを1つずつ確認するのは大変です。
そこで実際の投資では、これらの公式データを元に計算して表示してくれる「ヤフーファイナンス」や「証券会社のスマホアプリ」を活用するのが、最も効率的で間違いのない確認方法になります。

IRページとは、企業が株主や投資家に向けて、経営状況や財務情報を公開している専用のページのことです👌
【失敗体験談に学ぶ】PERが低すぎる「バリュートラップ」の罠
初心者が陥りやすい失敗が「PERが3倍だ!超割安だから全額投資しよう!」と飛びついてしまうことです。
なぜそんなにお買い得に見えるのでしょうか?
実は、市場の投資家たちが「この会社は来年、利益が激減するだろう」「不祥事で倒産するかもしれない」と予測し、株を投げ売りしているため株価が下がっている(=結果的にPERが低く見えているだけ)ケースが多いです。
これを「バリュートラップ(割安の罠)」と呼びます。
PERの数字だけを鵜呑みにせず、「なぜこんなに低いのか?」をニュースや企業の業績推移で確認する癖をつけましょう。

投資を始めた頃、見事にバリュートラップに引っかかったことがあります😫
PBR(株価純資産倍率)とは?「会社が解散した時の価値」を測る
PERが「利益」に注目したのに対し、PBRは「会社が持っている財産(純資産)」に注目し、株価が割安かどうかを判断する指標です。

純資産とは、全ての財産から負債(借金)を引いた数です😊
会社が持っている、本当の意味で自分の財産のことです👌
PBRの計算式と意味を具体的に解説
PBRの計算式は以下の通りです。
・PBR(倍)=株価÷1株当たり純資産(BPS)
中に「1,000円の現金」が入っているのが確実な、絶対に開かない貯金箱があるとします。
この貯金箱が1,000円で売られていたら、PBRは1倍です。
もし、この貯金箱が「800円」で売られていたらどうでしょう?
800円で買えば、中身は1,000円なので確実に得をしますよね。
これが「PBR1倍割れ(この場合は0.8倍)」という状態です。
つまりPBRとは、「会社が今すぐ解散して全財産を株主に分けたとき、投資したお金が戻ってくるか」という、安全性の目安(防衛ライン)になります。
PBR1倍割れの意味と、情報鮮度の重要性
「PBR1倍割れ」は、本来であれば会社を解散した方がマシと言えるほどの「異常な安値」です。
近年は東京証券取引所も問題視し、PBR1倍を超えるよう企業に改善を求めています。
ここで注意したいのが「情報の鮮度」です。
ヤフーファイナンスなどでPBRを確認する際、その数字は「前回の決算発表時の財産」を元に計算されています。
もし直近で会社が大きな赤字を出していれば、実際の財産は減っているため、アプリ上では割安に見えても実は割安ではない、ということが起こり得ます。
決算発表の前後は特に注意が必要です。
PERとPBRを組み合わせた割安株の探し方
単独の指標に頼るのではなく、PBRとPBRを組み合わせることで、投資の精度は格段に上がります。
・PERが15倍以下(利益面で割安)
・かつ、PBRが1倍に近い、または下回っている(資産面でも割安で下落リスクが低い)
この2つの条件を同時に満たす銘柄を探すことで、「利益もしっかり出しているのに、なぜか放置されていて、いざという時の財産もある安全な会社」を見つけやすくなります。
スクリーニング(絞り込み)機能がある証券アプリで、ぜひ条件を入力して検索してみてください。
ROE(自己資本利益率)とは?「効率よく稼ぐ力」を示す重要指標
PERとPBRが「今の株価がお買い得か」を見る指標だったのに対し、ROEは「その会社がどれくらい経営が上手か(稼ぐ力があるか)」を見る指標です。
海外の投資家が最も重視する数字と言われています。
ROEの計算式と意味を具体的に解説
ROE]の計算式は以下の通りです。
・ROE(%)=当期純利益÷自己資本(純資産)×100
あなたが友達Aと友達Bに、それぞれ「100万円」を投資(出資)したとします。
・友達Aは、100万円を元手に1年間で10万円利益を出しました。(ROE10%)
・友達Bは、100万円を元手に1年間で20万円利益を出しました。(ROE20%)
投資家であるあなたにとって、同じ100万円を預けるなら、より効率よく利益を生み出してくれた友達Bの方が優秀な経営者ですよね。
自己資本(株主が出したお金や過去の利益の蓄積)を使って、どれだけ効率よく稼いでいるかを見るのがROEです。

効率よく稼ぐと言った意味がよくわかりました👌
ROEの目安と、公式データ(有価証券報告書)の重要性
日本企業の場合、ROEの目安は「8%以上」とされており、10%を超えると優秀と評価されています。
ROEが高い企業は、稼いだ利益をさらに次の事業に投資し、複利の力でどんどん成長していくため、長期的に株価が上がりやすい特徴があります。
このROEの根拠となる「純利益」や「自己資本」の正確な数字も、企業が年1回提出する「有価証券報告書」という公式な財務書類に記載されています。
長期投資を考える際は、ヤフーファイナンスの数字だけでなく、企業のホームページ(IR情報)から有価証券報告書を開き、「過去数年間のROEが安定して高いか」を確認することが、本質的な企業分析に繋がります。
3つの指標を使った銘柄選びのシミュレーション
これまでの知識を総動員して、実際に有望な銘柄を探すシミュレーションをしてみましょう。
1.ROEで「稼ぐ力」をスクリーニング
まずは証券アプリで「ROEが10%以上」の企業を検索し、優秀な経営をしている企業をリストアップします。
2.PERで「割安度」をチェック
リストの中から、PERが同業他社と比べて低い(15倍以下)銘柄を選びます。
「稼ぐ力があるのに、まだ市場に評価されていない株」の候補です。
3.PBRで「安全性」の確認
最後にPBRを確認し、1倍付近であれば、「万が一の時も財産的価値に支えられているから、これ以上大きく値下がりしないだろう」と判断します。
このように「稼ぐ力(ROE)」と「割安さ・安全性(PER・PBR)」を掛け合わせるのが、王道の投資スタイルです。
まとめ
株式投資の基本となる3つの指標について、計算式や具体例、情報の探し方を解説しました。
・PER(株価収益率):利益から見て株価が何年分か?(目安:15倍)
・PBR(株価純資産倍率):財産から見て株価は割安か?(目安:1倍)
・ROE(自己資本利益率):株主のお金を使って効率よく稼いでいるか?(目安:8%以上)
まずは、ご自身がよく知っている身近な企業の数字を、ヤフーファイナンスや証券アプリで調べることから始めてみましょう。
【免責事項・投資に関するご注意】
※当記事で紹介しているPER,PBR、ROEの目安は一般的な基準であり、業種や市場環境によって適正値は異なります。
※ヤフーファイナンス等のサイトの数値はリアルタイムで変動するため、最終的な投資判断を行う際は、必ず企業のIR情報(決算短信や有価証券報告書などの一次情報)をご自身で確認してください。
※株式投資には元本割れのリスクが伴います。
当ブログの情報は銘柄を推奨を目的としたものではなく、投資に関する最終決定はご自身の判断と責任において行っていただきますようお願いいたします。

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