学生のころ、コンビニのおにぎりは1個100円が当たり前でした。

おにぎり、また高くなってない?😢
スーパーやコンビニで「また高くなってる…」と感じること、増えていませんか。
実は私も、コンビニのおにぎりが1個200円を超えていて、つい棚に戻してしまった経験があります。
家族5人で食費は月7万円くらいなので、値上げの品目数はわが家の家計にも直結する数字です。
FPとして、9月30日公表の最新の数字で整理しました。
2026年の食品の値上げは、9月が年内でいちばん多くなりました。
10月も3,153品目と高水準です。
一方で、夏の電気・ガス代の補助は9月使用分で終わりました。
値上げは続くのに、補助は終わった。
いまの家計は、そんな状況です。
- 2026年後半に値上げするもの(7月〜12月の品目数)
- 電気・ガス補助が終わって、家計はどうなるか
- 値上げ時代に家計を守る3つの行動
読み終えるころには、年末までのお金の動きが整理でき、何をすればいいかが見えてきます。
結論:値上げの山場は9月。11月は品目数が減る見通し
先に結論をお伝えします。
食品の値上げは、8月が2,311品目、9月が4,965品目、10月が3,153品目です(帝国データバンク調べ)。
品目数とは、主要な食品メーカー195社が、その月に値上げする商品の数のことです。
各社の発表をもとに数え、量を減らす「実質値上げ」も含みます。
なかでも9月は単月で4千品目を超え、2026年でいちばん多い月になりました。
9〜10月の2か月だけで8千品目を超え、1年分の約4割を占めます。
11月は9月30日時点で1,469品目と、9〜10月より大きく減る見通しです。
それでも、前年の11月(150品目)の約10倍。
品目数は、いわば「値上げカレンダー」の、その月の欄に書かれた商品の数。
11月の欄はいまは短いだけで、これから書き足されることもあります。
欄が短くても、すでに上がった値段が戻るわけではありません。
帝国データバンクは、2027年にかけても断続的な値上げが続くと予想しています。
一方で、電気・ガスの補助は9月使用分で終わり、10月使用分からは値引きがありません。
「上がるもの」と「なくなったもの」の両方を知って、冷静に備えましょう。

値上げのニュースは不安になりますよね。でも「いつ・何が」上がるかが分かると、備え方も見えてきますよ😊
【一覧】2026年後半に値上げするもの
主役は「食品」です。
食品以外でも、外食や日用品、レジャーなどで、7月以降に値上げが広がっています(帝国データバンク)。
帝国データバンクによると、9月の食品値上げは4,965品目で、2023年4月(5,404品目)以来の多さです。
2022年以降の月別では4番目。

9月は調味料と冷凍食品、10月はお酒・飲料が中心
中心は、毎日の食卓に並ぶものです。
- 調味料(マヨネーズ・ドレッシング・しょうゆ・つゆなど)=9月に1,959品目
- 加工食品(冷凍食品・チルド食品など)=9月に1,848品目
- 酒類・飲料(発泡酒・第三のビール・清涼飲料水など)=10月に1,399品目
なぜ10月にお酒が増えたのでしょうか?
酒税の改定で発泡酒や第三のビールが値上がりしたうえ、焼酎や清涼飲料水などの値上げも10月に重なったためです。
9月は台所の調味料、10月はお酒や飲み物と、毎日使うものが月替わりで値上げ。
豆知識①:値上げの主な理由は「原材料高」
帝国データバンクによると、2026年に値上げした品目の91.3%が、理由に「原材料高」を挙げています。
物流費(66.0%)、電気代などのエネルギー(63.8%)、包装・資材(63.7%)も6割を超えます。
理由は1つの品目に複数つくので、合計すると100%を超える点に注意。
中東情勢の悪化を理由に挙げた品目も27.8%と、約3割にのぼります。
さらに1ドル150円を超える円安の水準が続き、輸入コストが高止まりしています。
1年でみると、加工食品がいちばん多い
2026年全体では、冷凍食品やパック米飯などの加工食品が6,961品目で、前年(4,791品目)を4割以上上回りました。
次いで調味料が6,250品目、酒類・飲料が3,309品目です。
月ごとの品目数は、下の表のとおりです。
| 時期 | 品目数 | ポイント |
|---|---|---|
| 2026年7月 | 2,664品目 | 前年同月の約1.3倍 |
| 2026年8月 | 2,311品目 | 前年同月の約1.8倍 |
| 2026年9月 | 4,965品目 | 年内最多。前年同月の約3.4倍 |
| 2026年10月 | 3,153品目 | 前年同月とほぼ同じ |
| 2026年11月 | 1,469品目 | 9月30日時点の判明分。前年同月の約10倍だが、9〜10月よりは大きく減る見通し |
| 2026年12月 | 132品目 | 9月30日時点の判明分 |
※品目数は帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査(2026年9月30日公表)の集計です。11月以降は判明分で、今後増えることがあります。年内に複数回値上げした品目は、それぞれ数えています。
電気・ガス代の補助は9月使用分で終了
家計の変化は、もうひとつ。
政府の電気・ガス料金の補助は2026年7月〜9月使用分が対象で、最後の9月使用分は「10月検針分」でした(経済産業省)。
10月にメーターの数字を読んで請求される分のことで、10月使用分からは値引きがありません。
補助が終わると、いくら上がる?
電気350kWh・都市ガス25㎥のモデル家庭なら、同じ量を使うと9月使用分より月に約1,575円の負担増です。
電気を多めに使う家庭の例ですが、小さくない金額です。
値引きは、電気が1kWhあたり3.5〜4.5円、都市ガスが1㎥あたり14〜18円でした。
国の目安では、標準家庭で3か月合計およそ5,000円の値引きでした。
なお、プロパンガス(LPガス)は、国のこの補助の対象外。
ただし、国の交付金を使ってLPガス世帯を支援する自治体もあるので、市区町村のサイトを確認してみてください。
電気・ガス代の冬の支援は、2026年10月3日時点で、資源エネルギー庁のページにまだ案内が出ていません。
自分の家の計算のしかたは、こちらの記事へ。
値引きが最後に入るのは「10月検針分」の明細
この補助は申請不要で自動的に値引きされていたので、終わったことに気づきにくいのが注意点です。
ここがポイント
10月検針分の明細が、値引きの入った最後の明細です。
11月の明細と並べてみましょう(差には、使う量や調整額の変化も混ざります)。
明細の金額は、補助のほかに何で動くのでしょうか?
豆知識②:電気代が毎月変わる「燃料費調整額」
電気代には「燃料費調整額」(ガスは「原料費調整額」)というしくみがあります。
原油やLNG(液化天然ガス)の価格に応じて、毎月変わる部分です。
補助がなくなったあとも、燃料の値段しだいで請求は毎月上下します。
一度、検針票の「燃料費調整額」の行を見てみてください。
値上げ時代に家計を守る3つの行動
結論から言うと、できることは「①固定費の見直し ②もらえる支援を逃さない ③お金に働いてもらう」の3つです。
より具体的な家計の守り方は、物価高に負けない!家計を守る7つの防衛術でくわしく解説しています。

① まず固定費を見直す
スマホ代、毎月いくら払っているか、すぐに言えますか?
食費のような変動費より、固定費の見直しが効果的です。
通信費・保険・サブスクは、一度見直せば節約がずっと続くからです。
たとえば保険は、公的保険でどこまで守られるかを知ると、ムダな保険料を減らせます。
② もらえる支援・制度を逃さない
夏の電気・ガス補助のように申請なしで受けられる支援もありましたが、申請しないともらえない支援もあります。
お住まいの自治体の給付や、高額療養費(1か月の医療費が上限を超えた分が戻る制度)など、使える制度がないか確認しましょう。
③ お金に働いてもらう(新NISA)
物価が上がると、現金の価値は実質的に目減りします。
100万円の現金は、モノが10%値上がりすれば、買える量で見ると約91万円分の価値に下がるイメージです。
インフレに負けないために、新NISAなどで長期の運用を考えるのも一つの手です。
お金の価値が変わるしくみは「お金の価値はなぜ変わる?」でも解説しています。
投資は「増える」とは限らない
新NISAでの投資は、相場次第で元本割れすることもあります。
生活防衛資金(生活費の半年〜1年分)は預貯金で残し、余ったお金で長期で続けるのが基本です。
投資の最終判断は、ご自身の責任でお願いします。
よくある質問(FAQ)
2026年は、なぜこんなに値上げが多いのですか?
原材料高に加え、中東情勢の悪化で原油やナフサ(プラスチックの原料)が上がり、物流費や包装資材費が増えたためです。
2026年の値上げは、1〜12月の判明分で20,187品目。
2年連続で年間2万品目を超え、前年(20,609品目)と同じくらいの水準になる見込みです。
11月から値上げが減るなら、値段は下がるのですか?
いいえ、減るのは新しく値上げする品目の数です。
すでに上がった値段が戻るわけではありません。
帝国データバンクは、年内の値上げラッシュは10月までで一段落すると見ています。
ただし、2027年にかけても断続的な値上げが続く予想です。
値上げ対策で、まず何をすればいいですか?
効果が続く「固定費(通信・保険・サブスク)」の見直しから始めるのが近道です。
そのうえで、もらえる支援を逃さず、長期ではインフレに負けない運用も考えましょう。
まとめ:山場は9月。補助が終わったいま、できる備えから始めよう
最後に、大事なところをまとめます。
この記事の要点
- 9月は食品4,965品目が値上げ。2026年でいちばん多い月
- 10月も3,153品目。11月は判明分で1,469品目と減る見通しだが、来年も断続的に続く予想
- 電気・ガス補助は9月使用分で終了。同じ量を使うと、モデル家庭で月約1,575円の負担増
- 家計を守る3行動=固定費の見直し・支援を逃さない・お金に働いてもらう
値上げのニュースは、つい気持ちが沈みます。
でも「いつ・何が上がるか」を知れば、必要以上に不安がることはありません。
おにぎり1個の値段に一喜一憂しつつ、できる備えから始めていきましょう。
まずは今日、スマホ代の明細を開いて、毎月いくら払っているかを確かめてみましょう。
\ 固定費の次は、お金に働いてもらう /
来年の夏に向けて、エアコン代を下げるコツも知っておきませんか?
節約のコツはこちらです。
値上げが続く一方で、食料品の消費税を1%に下げる話も進んでいます。
2026年9月15日には、その設計図にあたる「大綱」が閣議決定されました(法律はこれから)。
2019年に軽減税率が始まったとき、持ち帰りと店内のどちらが8%か分からなかった私。
正直、めんどくさくて、どっちでもよかったんです。
1%になると(2027年4月から2年間の予定)、持ち帰りと店内の差は2ポイントから9ポイントに開きます。
今度は、どっちでもよくはなさそうです。
いつから始まるのか、いくら軽くなるのかをまとめました。
参考資料(公的機関ほか)
- 帝国データバンク「『食品主要195社』価格改定動向調査 ― 2026年10月」(2026年9月30日)
- 帝国データバンク「『食品主要195社』価格改定動向調査 ― 2026年9月」(2026年8月31日・9月の分野の内訳)
- 経済産業省 資源エネルギー庁「電気・ガス料金支援」
- 経済産業省「2026年7月・8月・9月使用分の電気・ガス料金支援」
- 資源エネルギー庁「エネルギー価格の支援について」
- 資源エネルギー庁「今夏の電気・ガス料金支援(2026年7月~9月)」(概要資料)
※本記事の値上げ品目数は帝国データバンクの2026年9月30日公表分、電気・ガス補助の情報は2026年10月3日時点の公表情報です。各社の改定内容は変わることがあります。最新情報は各社・経済産業省の公式発表でご確認ください。
執筆:よ~ちゃん(2級FP技能士)|最終更新:2026年10月3日







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