
夏の補助、もう終わっちゃったの?これから電気代、また上がるのかな😨
この夏も、うだるような暑さで、エアコンなしでは過ごせませんでしたよね。
実は、わが家もまったく同じでした。
わたしには子どもが3人いて、いちばん下はまだ赤ちゃん。
熱中症が心配で、夏はエアコンを一日中フル稼働。
おかげで、電気代だけで軽く1万円を超え、請求書を見るたびにため息が出ます。
赤ちゃんがいる以上、エアコンを切って節約なんてできません。
削りようのない固定費に、正直まいっていました。
そんな夏の電気・ガス代は、2026年7〜9月の使用分だけ、国の補助で「申請不要で自動的に」値引きされていました。
標準的な家庭なら、3か月あわせて約5,000円の値引きになる計算でした。
ただし、この補助は9月使用分で終了。
10月使用分からは、値引きがありません。
電気350kWh・都市ガス25㎥のモデル家庭なら、同じ量を使うと月に約1,575円の負担増です。
子ども3人の家計を預かるFPとして、終わった補助の中身と、その後の家計への影響をまとめました。
- 電気・ガス代の補助で、いつ・いくら安くなったか(9月使用分で終了)
- 補助が終わって、毎月いくら上がるか・冬の見通し
- 申請は必要だったか(結論:不要でした)
- 見落としやすい注意点(LPガスは対象外 など)
- 電気・ガス以外の2026年の家計支援
2026年夏の電気・ガス代補助は9月使用分で終了
夏の電気・ガス代の補助は、9月使用分(10月の検針で請求される分)で終わりました。
2026年7〜9月の使用分は、電気と都市ガスの料金が値引きされていました。
申請は不要で、契約している会社が自動で差し引くしくみです。
これは国(資源エネルギー庁)の物価高対策で、標準的な家庭なら3か月で約5,000円ほど負担が軽くなる計算でした。
たとえるなら、使った量に応じて自動で割り引かれる「夏の3か月限定クーポン」。
その有効期限が、9月使用分でした。

いつからいつまで?(7〜9月の使用分)
対象は、2026年7月使用分から9月使用分までです。
検針日とは、電力・ガス会社がメーターの数字を読み取る日のことで、明細に書いてあります。
「7月使用分」とは、7月の検針日から8月の検針日までに使ったぶん、が原則です。
経済産業省の資料でも、最後の9月使用分は「10月検針分」とされていて、10月の検針分が値引きの入った最後の1か月分です。
いくら安くなった?(1kWh・1㎥あたりの値引き)
値引きの単価は、次のとおりでした。
| 対象 | 7月 | 8月 | 9月 |
|---|---|---|---|
| 電気(家庭・低圧) | 3.5円/kWh | 4.5円/kWh | 3.5円/kWh |
| 都市ガス | 14.0円/㎥ | 18.0円/㎥ | 14.0円/㎥ |
(出典:経済産業省・資源エネルギー庁)
いちばん暑くて電気を使う8月は、電気が1kWhあたり1円、ガスが1㎥あたり4円、ほかの月より手厚くなっていました。
申請は必要だった?→ いりませんでした
わたしたち利用者側の申請は、一切いりませんでした。
契約している電力・ガス会社が手続きをして、毎月の料金から自動で値引きされるしくみです。

もし「補助金の申請に手数料が必要」と電話やメールが来たら、詐欺を疑ってください。自動で引かれるので、こちらは何もしなくてOKでした👌
モデル家庭はいくら得した?3か月で約5,175円
値引き額は「使った量 × 単価」で決まります。
国が示す“標準家庭”の目安は約5,000円ですが、電気を多めに使うモデル家庭では、3か月で約5,175円になりました。
つまり、使う量が多い家庭ほど、戻ってくる額も大きくなるということです。
FPとして、実際にモデルケースで試算してみました。

モデル家庭(電気350kWh・ガス25㎥)の試算
| 月 | 電気の値引き | ガスの値引き | 合計 |
|---|---|---|---|
| 7月 | 1,225円 | 350円 | 1,575円 |
| 8月 | 1,575円 | 450円 | 2,025円 |
| 9月 | 1,225円 | 350円 | 1,575円 |
| 3か月合計 | 4,025円 | 1,150円 | 約5,175円 |
※電気350kWh/月・都市ガス25㎥/月と仮定した概算です。実際の使用量で変わります。
こうして見ると、いちばん暑い8月の値引きがいちばん大きいと分かりますね。
使う量が多い家庭ほど、恩恵は大きい
補助は「使った量 × 単価」なので、たくさん使う家庭ほど値引きも大きくなります。
わが家のように、赤ちゃんのためにエアコンをフル稼働させる家庭は、その分だけ多く戻ってくる計算です。
だから補助のある夏は、エアコンを我慢して電気代を削るより、補助を受けて無理なく涼しく過ごすほうがいいと考えています。
家族の健康にもお財布にもやさしい選択です(熱中症予防が最優先)。
補助が終わると、毎月いくら上がる?
「夏の3か月限定クーポン」が切れた分だけ、同じ量を使っても請求は高くなります。
電気350kWh・都市ガス25㎥のモデル家庭なら、同じ量を使うと9月使用分より月に約1,575円の負担増です。
モデル家庭なら月に約1,575円
内訳は、電気が1,225円(350kWh×3.5円)、都市ガスが350円(25㎥×14円)です。
自分の家の目安は、10月の明細(9月使用分)の使用量で「電気(kWh)×3.5円+都市ガス(㎥)×14円」と出せます。
値引きがいちばん大きかった8月使用分と比べると、差は約2,025円に広がります。
ここで注意がひとつ。
これは「使う量が同じなら」という前提の計算です。
10月は冷房を使う日が減るので、使う量しだいでは、請求額が9月より下がることもあります。

月1,575円も上がるの?補助も、夏休みの宿題みたいに「あと1か月だけ」って延ばしてくれたらいいのに😢

国の補助に「あと1か月だけ」は通じないみたい😅 そのかわり、使う量しだいで請求は下げられるよ
値引きのない最初の明細は「11月検針分」
値引きがなくなるのは、10月使用分からです。
使用分の数え方どおりなら、10月使用分は11月の検針分にあたります。
電気・ガス代は、燃料の値段に合わせて毎月変わる「燃料費調整額」(ガスは「原料費調整額」)でも上下します。
明細によっては「値引き」の行がなく、調整額の欄にまとめて反映されていることも。
10月の明細の使用量で先ほどの式を使えば、値引きがなくなった分の目安が出せます。
ここに注意!補助の3つの落とし穴
ありがたい補助でしたが、知らないと損したり、トラブルに巻き込まれたりする注意点が3つあります。
①プロパンガス(LPガス)は対象外
補助の対象は「電気」と「都市ガス」でした。
プロパンガス(LPガス)は、国のこの補助の対象外でした。
お住まいがLPガスの場合は、自治体が独自の支援をしていないか、市区町村のサイトで確認してみましょう。
②「申請して」と言われたら詐欺
くり返しになりますが、この補助は自動で値引きされるしくみでした。
「補助金を受け取るのに手数料が必要」「口座番号を教えて」などの連絡は、すべて詐欺と考えて問題ありません。
③補助は9月使用分で終了(冬の支援は未発表)
今回の補助は、7〜9月の使用分で終わりました。
では、この冬の支援はあるのでしょうか?
答えは「まだ分からない」です。
2026年10月14日時点で、資源エネルギー庁のページに、10月使用分からの支援の案内は出ていません。
前回の冬の支援(2026年1〜3月使用分)は、2025年11月21日に閣議決定された経済対策に盛り込まれました。
「また補助が出るはず」と思い込まず、補助なしの金額で家計を組んでおくと安心です。
電気・ガス以外の2026年の家計支援は?
電気・ガス以外にも、2026年には家計を助ける支援があります。
ただし、多くは“自治体しだい”です。
代表的なものを見ておきましょう。
子育て世帯:子ども1人2万円(ただし受付終了が多い)
物価高対策として、子ども1人あたり2万円(1回限り・所得制限なし)を配る「子育て応援手当」がありました。
ただし、受付は6月末までに終了した自治体がほとんどです。
子だくさんのわが家にとっても気になる制度ですが、対象だったかどうかは、お住まいの自治体に確認するのが確実です。
受付が終わっていても、後から別の給付を出す自治体もあります。
「(お住まいの市区町村名)+物価高 給付金」で検索して、最新の受付状況をチェックしておきましょう。
非課税世帯・自治体独自の給付
住民税非課税世帯への給付や、自治体独自の給付(商品券・デジタルポイントなど)は、地域によって内容がまったく違います。
たとえば「1人5,000円のギフトカード」「1万円分の商品券」といった例があります。
こればかりは、お住まいの自治体のサイトを見るのがいちばん早くて確実です。
ガソリン・軽油も安くなっている
車をよく使う家庭に朗報です。
ガソリン税などに上乗せされていた「暫定税率」が、ガソリンは2025年末、軽油は2026年4月に廃止されました。
ガソリンの暫定税率の廃止だけで、1世帯あたり年1万2,000円程度の負担軽減になる試算です(経済財政諮問会議の資料)。
さらに2026年3月19日からは、ガソリンの全国平均価格が170円程度を超えないよう、超えた分を国が補助しています。
軽油や灯油も、ガソリンと同じ額の補助です。
これらは、2026年10月14日時点でも続いている支援です。
2026年の電気・ガス補助についてよくある質問(FAQ)
10月以降も、電気・ガス代の補助はありますか?
2026年10月14日時点では、発表されていません。
夏の補助は9月使用分で終わり、10月使用分からは値引きがなくなりました。
前回の冬の支援(2026年1〜3月使用分)は、2025年11月21日に閣議決定された経済対策に盛り込まれています。
新しい支援が決まれば、資源エネルギー庁のページで案内されます。
プロパンガス(LPガス)も安くなりましたか?
国のこの補助の対象は都市ガスで、LPガス(プロパン)は対象外でした。
ただし、自治体が独自にLPガス世帯を支援している場合があります。
お住まいの市区町村のサイトで確認してみてください。
2026年に、みんなに配られる一律給付はありますか?
全国民へ一律で現金を配る給付は、2026年10月14日時点では行われていません。
話題の「給付付き税額控除」は、税金を減らし、減らしきれない分を現金で配るしくみです。
9月15日には、食料品の消費税の引き下げと給付をセットで定めた「大綱」(設計図)が閣議決定されました。
大綱は、その第一歩となる給付を2027年度から始めるとしています。
給付の名前は「就業者負担軽減支援金」です。
対象は、働いて住民税や社会保険料を一定以上払っている、中低所得の人です。
この給付と食料品の消費税1%をセットで定めた法案は、2026年10月9日に国会へ提出されました。
ただ、金額や所得の線引き、法律の成立は、まだこれから。
くわしくは食料品の消費税1%の記事でまとめています。
まとめ:補助は終了。10月と11月の明細を見比べよう
2026年夏の家計支援を、もう一度整理します。
- 電気・都市ガス代の自動値引き(申請不要)は、7〜9月使用分で終了
- 値引きは標準家庭で3か月約5,000円。モデル家庭(電気350kWh・ガス25㎥)では、同じ量を使うと9月より月約1,575円の負担増
- 冬の支援は2026年10月14日時点で未発表/「申請して」は詐欺/LPガスは対象外だった
- 子育て手当や自治体給付は“自治体しだい”。自分の地域を確認
今日の一歩は、電気・ガス会社のアプリや会員ページ、手元の検針票で、10月の検針日を確かめておくことです。
その日の明細が、値引きの入った最後の1か月分(9月使用分)です。
11月の明細が届いたら、10月の明細と並べてみましょう。
使う量や毎月の調整額の変化も混ざるので、差は「補助がなくなった影響の目安」として見るのがコツです。
あわせて、お住まいの自治体サイトで、給付がないかをのぞいてみましょう。
電気・ガスの補助は自動で入りましたが、自治体の給付は「自分で気づいて動く」必要があるものも多いです。
そもそも、2026年は何がどれだけ値上がりしているのでしょうか。
その全体像は、次の記事でまとめています。
エアコン代を我慢せずに家計を守る、具体的な節約術は、次の記事で紹介しています。
来年の夏は、補助がなくてもエアコン代を抑えられるでしょうか?
夏のエアコン代を下げるコツは、こちらです。
参考資料
- 経済産業省「2026年7月・8月・9月使用分の電気・ガス料金支援」
- 資源エネルギー庁「エネルギー価格の支援について」
- 資源エネルギー庁「今夏の電気・ガス料金支援(2026年7月~9月)」(概要資料)
- 資源エネルギー庁「暖房費のかさむこの冬も、電気・ガス料金の支援を実施。」(2025年12月22日・前回の冬の支援)
- 内閣府 経済財政諮問会議「ガソリン・軽油の暫定税率廃止、電気・ガス料金の支援について」(2025年12月25日・資料7)
- 内閣官房「「飲食料品に係る消費税率の引下げ」及び「給付付き税額控除」について」(2026年10月9日 法律案を閣議決定・国会に提出)
※本記事は2026年10月14日時点の情報です。新しい支援の有無や各種給付の内容は変わる場合があり、自治体により異なります。最新の内容は、資源エネルギー庁やお住まいの自治体の公式サイトでご確認ください。
執筆:よ~ちゃん(2級FP技能士)|最終更新:2026年10月14日





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