
ユーチューブで「有名人が教える、絶対に増える投資」って広告よく見るけど…あれって大丈夫なの😨?
その広告、かなり危険です。
こんにちは。
2級FP技能士のよ~ちゃんです。
正直にお話しすると、私自身もYouTubeやX(旧Twitter)で、有名人の顔写真を使った「確実に増える投資」の広告を何度も見かけています。
一度は、コメントから個人のLINEに誘導されそうになったこともあります。
そのとき踏みとどまれたのは、「投資に“必ず儲かる”はない」と知っていたからです。
いま、この手のSNS投資詐欺の被害が、過去最悪のペースで急増しています。
でも、手口さえ知っていれば防げます。
この記事では、見分け方と「もしも」のときの相談先まで、資産を守る方法をお伝えします。
- SNS投資詐欺を見抜く「3つの危険サイン」
- 急増する被害の実態(最新データ)
- 著名人なりすましから二次被害までの典型的な手口
- 騙されないための鉄則と、もしもの相談窓口
読み終えるころには、「あ、この話あやしい」と自分で見抜けるようになります。
結論:SNS投資詐欺を見抜く「3つの危険サイン」
先に結論をお伝えします。
SNS投資詐欺とは、SNSや広告をきっかけに近づき、ウソの投資話でお金をだまし取る詐欺のことです。
次の3つの危険サインのどれかが出てきたら、ほぼ詐欺だと考えてください。
- ① SNSや広告がきっかけ(YouTube・Instagram・Xの広告、知らない人からのDM)
- ②「必ず儲かる」「元本保証」など、うまい話を強調してくる
- ③ 個人名義の口座や暗号資産への送金を求めてくる
私がLINE誘導で踏みとどまれたのも、この3つに当てはまっていたからです。
1つずつ、くわしく見ていきましょう。

難しく考えなくて大丈夫。
“うまい話”を疑うクセさえあれば、ほとんど防げます😊
【急増中】被害額1,275億円の実態
まず、いま何が起きているかを知ってください。
警察庁によると、2025年のSNS型投資詐欺の被害額は約1,275億円にのぼり、前年の約1.4倍に急増しました(2025年・暫定値)。

ロマンス詐欺(恋愛感情につけ込む詐欺)と合わせると約1,827億円、特殊詐欺全体では3,241億円と、いずれも過去最悪を更新しています(警察庁、2025年・暫定値)。
入口はYouTube・Instagram・Xの広告
被害のきっかけで急増しているのが、YouTubeのバナー広告やInstagram・XのDMです。
有名な経営者や投資家の写真・名前を勝手に使い、「私が教えます」と信じ込ませる手口が目立ちます。
もう「高齢者だけ」の話ではない
「自分は大丈夫」と思っていませんか。
被害者の年代は50代が最も多く、新NISAなどで投資を始めた30〜40代の現役世代でも増えています。
「効率よく増やしたい」という前向きな気持ちが、逆に狙われているのです。
豆知識①:「必ず儲かる」はそれ自体が違法サイン
実は、金融商品取引法では「必ず値上がりする」などと利益を断定して勧誘すること(断定的判断の提供)が禁止されています。
まともな金融機関やFPは、「絶対」「必ず」とは絶対に言いません。だから「必ず儲かる」と言われた時点で、アウトと考えて大丈夫です。
典型的な手口:著名人なりすまし→個人口座→二次被害
結論から言うと、SNS投資詐欺は「広告 → SNS誘導 → 少額で信用させる → 大金 → 出金できない」という流れで進みます。

最初は「少額の利益が本当に出る」ように見せて、信用させるのがポイントです。
私が見かけた広告も、コメント欄に「私も増えました!」という“サクラ”の書き込みがたくさん並んでいました。
最初に少額で勝たせる「信用づくり」
数千円〜数万円の利益が画面に表示され、実際に出金もできたりします。
「本物だ」と安心させ、徐々に投資額を増やさせるのが狙いです。
そして大きなお金を入れた途端、「税金を払えば出金できる」などと言われ、お金を取られ続けます。
こわいのは「二次被害」
「ニセ警察・ニセ弁護士」による二次被害に注意
最近は、詐欺にあった人に対し、今度は「警察官」「検察官」「被害回復の弁護士」を名乗る人物が近づく二次被害が急増しています。
「お金を取り戻せます」という連絡こそ、新たな詐欺かもしれません。
一度被害にあうと、別のグループから次々に狙われる、と知っておいてください。
騙されないための「3つの鉄則」
ここまでの内容をふまえ、自分の資産を守る鉄則を3つにまとめます。
その前に、正規の投資と詐欺が「どこで違うのか」を、表で見ておきましょう。
| 見分けポイント | 正規の投資 | 詐欺の投資 |
|---|---|---|
| きっかけ | 自分で証券会社を選ぶ | SNS広告・DM・著名人のなりすまし |
| 入金先 | 証券会社の名義の口座 | 個人名義の口座・暗号資産 |
| 利回りの説明 | 「元本割れリスクあり」と必ず伝える | 「必ず儲かる」「元本保証」と断言 |
この3つの違いを頭に入れたうえで、具体的な鉄則を見ていきましょう。
鉄則① 「必ず儲かる・元本保証」はすべてウソ
投資の世界に「絶対」はありません。
「元本保証で高利回り」は、それ自体があり得ない話です。
うまい話ほど疑う、を徹底しましょう。
鉄則② 著名人の投資勧誘は「公式」で確認する
有名人や金融機関が、SNS広告やDMで個人に投資を勧誘することは、まずありません。
気になったら、その人の公式サイトや公式アカウントで発信を確認しましょう。
そもそも、SNS広告から口座を作ったり送金したりしないのが安全です。
鉄則③ 個人口座・暗号資産・アプリ外送金はNG
正規の証券会社なら、入金先は必ず会社名義の口座です。
個人名義の口座や暗号資産、聞いたことのないアプリへの送金を求められたら、100%詐欺と考えてください。
迷ったら、その業者が金融庁に登録された正規業者かを確認しましょう。
正しい投資の始め方は、「資産運用とは?」や「新NISAの始め方」で解説しています。
豆知識②:詐欺は「焦り・欲・孤独」を突いてくる
詐欺グループは、「今だけ」「あなただけ」と焦らせる心理テクニックを使います。
逆に言えば、一晩おいて家族に相談するだけで、多くの被害は防げます。「すぐ決めて」と急かされたら、それも危険サインです。
「あれ?」と思ったら、すぐ相談を
結論から言うと、少しでも迷ったら、振り込む前に必ず誰かに相談してください。
一人で判断しないことが、最大の防御です。
振り込む前に相談できる窓口
- 警察相談専用電話「#9110」:詐欺かもと思ったときの相談先
- 消費者ホットライン「188(いやや)」:契約トラブル全般の相談先
- 家族や、信頼できるお金の専門家に話すだけでも、冷静になれます
もし振り込んでしまったら
すぐに警察と、振込先の金融機関に連絡してください。
早ければ「組戻し」などで、お金が一部戻る可能性もあります。
「もう戻らない」とあきらめないでください。
連絡が早いほど、お金が一部でも戻る可能性が残ります。
銀行のしくみは「銀行って何する?」でも解説しています。
よくある質問(FAQ)
有名人がSNSで投資を勧めていますが、本物ですか?
ほぼ偽物と考えてください。
本物の有名人や金融機関が、SNS広告やDMで個人に投資を勧誘することは、まずありません。
写真や名前は、簡単に悪用されてしまいます。
少額で利益が出たので、本物ではないですか?
それこそ典型的な手口です。
最初にわざと少額を勝たせて信用させ、大金を入れた途端に出金できなくなります。
「出金できた」も、信用させるための演出のことがあります。
振り込んでしまいました。もう戻りませんか?
あきらめず、すぐに警察(#9110)と振込先の銀行に連絡してください。
早く動けば、組戻しなどでお金が一部戻る可能性があります。
「被害を取り戻す」という別の勧誘は、二次被害の疑いがあるので乗らないでください。
まとめ:手口を知れば、あなたの資産は守れる
この記事の要点を、もう一度おさらいします。
この記事の要点
- 危険サインは3つ。「SNS・広告がきっかけ」「必ず儲かる」「個人口座・暗号資産へ送金」
- 2025年の被害額は約1,275億円と過去最悪。50代や現役世代も標的に
- 「必ず儲かる」「元本保証」はすべてウソ。SNSの投資勧誘は疑う
- 迷ったら振り込む前に#9110・188へ。一人で決めない
SNS投資詐欺は、知らないと誰でも引っかかる可能性があります。
でも、手口と見分け方さえ知っていれば、ちゃんと防げます。
あやしい広告を見たら、まず「3つの危険サイン」を思い出してください。
この鉄則で身を守りながら、あせらずコツコツ資産を育てていきましょう。
\ 正しい資産運用の第一歩 /
参考資料(公的機関)
※本記事は2026年6月時点の公開情報をもとにした一般的な注意喚起です。被害状況や手口は変化します。実際に被害にあった・あいそうな場合は、警察(#9110)や消費者ホットライン(188)など公的窓口にご相談ください。
執筆:よ~ちゃん(2級FP技能士)|最終更新:2026年6月22日

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