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投資の種類10選|リスクと難易度をFPがマップ化

投資の種類10選どれから始める?リスクと難易度の2つの軸で決まる・初心者は左下から・FXは25倍で暗号資産は2倍という国が引いた線のちがい、の3点をまとめたアイキャッチ画像 資産運用
みー
みー

投資って種類が多すぎ😥 どれを選べばいいのか、さっぱりわからない~

わかります。

私も最初、証券会社のサイトを開いて画面を閉じました。

投資の種類は「リスクの大きさ」と「難易度」の2軸で並べると、一気に整理できます。

そして初心者が選ぶべき場所は、そのマップの左下です。

申し遅れました。

こんにちは、よ~ちゃんです。

FPですが、22歳のころ、いきなりマップの右上から始めて100万円を50万円にしました。

この記事でわかること
  • 投資の種類を整理する2つの軸
  • 10種類のリスク・難易度・いくらから始められるか
  • 初心者が最初に選ぶべき3つ
  • 近づかないほうがいい投資と、その理由

読み終えるころには、「自分が今いる場所」と「次に進む場所」がはっきりします。

※この記事はシリーズ『ゼロから学ぶ資産運用』のSTEP③です。STEP①(生活防衛資金)STEP②(投資のリスク)もあわせてどうぞ。

投資の種類は「リスク×難易度」の2軸で整理できる

先に結論をお伝えします。

投資の種類は、リスクの大きさ難易度の2つで置き場所が決まります。

投資の種類10個をリスクの大きさと難易度の2軸で配置したマップ。左下に預金と個人向け国債、中央にインデックス投資信託や金やREIT、右上にFXと暗号資産が置かれている図

この2つは、似ているようで別物です。

軸①リスクの大きさ=どれだけ振れるか

リスクとは、危険という意味ではありません。

値動きのブレ幅、つまり上にも下にもどれだけ振れるかを指します。

預金はほとんど振れません。

暗号資産は1日で2割動くこともあります。

軸②難易度=知識と手間がどれだけ要るか

難易度は、始めるまでと続けるあいだに必要な知識・手間の量です。

投資信託の積立なら、最初に設定したあとは基本ほったらかしでOK。

一方、個別株は決算書を読み、売り時も自分で決める必要があります。

同じ「株」でも、投資信託を経由すれば難易度はぐっと下がります。

2軸で見ると、初心者に有利な場所が見つかる

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。

リスクと難易度は、いつも比例するわけではありません。

インデックス投資信託は、そこそこのリスクを取れるのに、難易度が低い。

つまり「手間のわりに、ちゃんと資産形成できる場所」です。

逆にFXは、リスクも難易度も最大クラス。

労力に見合わない場所から始めてしまうと、私のように授業料を払うことになります。

なお、NISAやiDeCoは投資の種類ではありません。

運用で出た利益に税金がかからない「入れ物」です。

ただしiDeCoは、受け取るときに課税される場合があります。

このマップの中では、投資信託や株式などが入れ物の中身になります。

【一覧表】10種類のリスクと、いくらから始められるか

10種類を、リスクの小さい順に並べました。

投資の種類リスクの大きさいくらから始められるか
普通預金・定期預金ほぼなし1円から
個人向け国債とても小さい1万円から(1万円単位)
投資信託(インデックス)中くらい100円程度から
金(純金積立)やや大きい月1,000〜3,000円程度から
REIT(不動産投資信託)やや大きい数万円から
外国株大きい数千円程度から
個別株(国内)大きい数百円から(単元未満株の場合)
現物の不動産大きい数百万円から
FXとても大きい数千円から(証拠金取引・上限25倍)
暗号資産とても大きい数百円から(レバレッジ取引なら上限2倍)

※最低金額は2026年7月時点の一般的な水準です。金融機関によって異なります。

表を見ると、意外なことに気づきます。

始めるのに必要なお金と、リスクの大きさは、まったく関係ありません。

数百円で始められる暗号資産のほうが、1万円必要な個人向け国債よりずっと危険です。

「少額だから安全」ではないわけです。

初心者はここから|マップ左下の3つ

結論から言うと、投資が初めてなら、この3つの中から選べば大きく外しません。

投資初心者の進み方を示す3ステップの図。生活防衛資金を貯める、投資信託の積立を始める、慣れたら個別株やREITに広げる、という順番とFX・暗号資産は急がないことを示している

①普通預金・定期預金:増やす場所ではなく守る場所

預金は、増やすための道具ではありません。

生活防衛資金など「絶対に減らせないお金」を置く場所です。

ここを厚くしておくと、暴落が来ても投資を続けられます。

なお、金利が高く見える「仕組預金」には落とし穴があるので、仕組預金の3つの落とし穴もあわせてどうぞ。

②個人向け国債:元本割れしない、数少ない選択肢

個人向け国債は、国が発行する債券です。

財務省によると、1万円から1万円単位で買えて、金利には年0.05%の下限が保証されています。

1年経てば途中で換金でき、そのとき直前2回分の利子相当額が差し引かれます。

つまり利息は減りますが、元本そのものは割れません。

「預金よりは増やしたいが、減るのは絶対にいや」という人に向いています。

③投資信託(インデックス):初心者の主戦場

インデックス投資信託は、日経平均や全世界株式などの指数に連動する商品です。

全世界株式の指数に連動するものなら、1本で数十カ国・数千銘柄に分散されます。

私も今、新NISAで全世界株式(オルカン)を月3万円ずつ積み立てています。

銘柄を選ぶ必要も、売り時を考える必要もありません。

ただし元本保証ではなく、短期では普通に元本割れします。

値下がりしても積立を止めないことが前提の商品だと考えてください。

どの商品を選ぶかで迷ったら、オルカンとS&P500の比較が参考になります。

💡 お金の豆知識:「投資信託」と「ファンド」は同じもの

呼び方が違うだけで中身は同じです。金融機関のサイトで両方の言葉が出てきても、別商品と思わなくて大丈夫です。

なお別記事では、初心者向けのおすすめとして投資信託・株式・国債の3つを挙げています。

この記事はさらに手前から、預金を含めて並べ直したものだと思ってください。

慣れてきたら|マップ中央の3つ

左下に慣れて、値動きに動じなくなってきたら、中央のゾーンが視野に入ります。

ただし、ここから先は自分で判断する場面が増えます

個別株:応援したい会社に直接投資する

個別株は、企業を1社ずつ選んで買う方法です。

単元未満株なら数百円から買えるので、金額のハードルは高くありません。

難しいのは、金額ではなく銘柄選びです。

米国株などの外国株も、数千円程度から買えます。

ただし為替の影響が上乗せされるぶん、値動きはさらに読みにくくなります。

REIT:少額で不動産の大家さんになる

REITは、投資家から集めたお金で不動産を買い、その賃料を分配する商品です。

現物の不動産を買うには数百万円が必要で、多くはローンを組みます。

空室が出れば家賃はゼロですが、返済は待ってくれません。

REITならその重さを負わずに、数万円から参加できます。

その代わり、不動産市況と金利の両方に影響を受けます。

金利が上がると価格が下がりやすい点は、覚えておいてください。

金:有事に強いと言われるが、意外と揺れる

金は、株や債券と値動きが違うため、分散先として名前が挙がります。

ただ私自身は、金を投資対象にしていません。

「戦争などの有事に強い安定資産」と言われますが、細かく見ると乱高下する場面があるからです。

安定という言葉を信じきると、痛い目にあいます。

初心者が近づかないほうがいいゾーン

先に結論です。

FX・暗号資産・ソーシャルレンディングは、投資を始めたばかりの人には向きません。

みー
みー

でも数百円から買えるんでしょ? 少額なら安全じゃないの?🤔

表でも触れましたが、そこがいちばん危ない勘違いです。

金額の小ささと、値動きの荒さは別の話だからです。

理由は「危ないから」という感覚論ではありません。

国が、危険だと判断して線を引いているからです。

国が引いた線を見ると、危険度がわかる

レバレッジとは、預けたお金の何倍もの取引ができる仕組みです。

たとえば20万円を預けた場合、25倍なら500万円分の取引ができます。

2倍なら40万円分です。

同じ20万円でも、動かせる金額がまるで違います。

そして日本では、この倍率に上限が定められています。

商品個人の上限倍率経緯
FX25倍2011年8月から(それ以前は50倍)
暗号資産2倍2020年5月施行の改正法で規制対象に

※上限倍率は2026年7月時点。FXは金融先物取引業協会、暗号資産は金融庁の資料(2021年4月時点)によります。

注目してほしいのは、暗号資産です。

売買そのものは、2017年から法律の対象でした。

ところが証拠金取引だけは規制の外にあり、高い倍率をかけられる取引所もありました。

そこへ国が入り、2倍という最も厳しい線を引いています。

金融庁は、主な理由として価格変動の激しさを挙げています。

同じ「レバレッジをかけられる商品」でも、国が引いた線は10倍以上ちがう。

この差は、そのまま値動きの荒さの差だと考えてください。

なお2026年7月15日、売買そのものを資金決済法から金融商品取引法へ移す改正法が成立しました。

施行は公布から1年以内とされ、2027年中の見込みです。

この上限2倍は法律ではなく、その下の政府の規則で定められたものです。

今回の改正法でも変更されていません。

ただし業界団体からは、以前より緩和を求める要望が出ています(日本暗号資産ビジネス協会、2023年10月)。

2026年7月時点で、結論はまだ出ていません。

ソーシャルレンディングも、初心者向きではない

表には入れていませんが、ソーシャルレンディングにも触れておきます。

これは企業にお金を貸して、利息を受け取る仕組みです。

利回りの高さが目を引きますが、貸した先が倒れれば戻ってきません。

途中で解約もできないのが一般的です。

【体験談】私は22歳で、いきなり右上から始めました

22歳のとき、「値上がりする銘柄を教える」という有料サイトに数十万円で入会しました。

言われるまま個別株を買った結果、100万円は50万円に。

その後、サイトからの連絡は途絶えました。

最後は怖くなって、自分で手放しました。

半額です。

スーパーのお惣菜なら喜ぶところですが。

今ふり返ると、問題は銘柄選びではありません。

マップの左下を飛ばして、いきなり右上から始めたことが失敗の本体でした。

順番を守っていれば、この授業料は払わずに済みました。

※うまい話は、私のところには来ませんでした。

詐欺の入口も、たいてい「簡単に増える」という言葉でした。

⚠️ 注意

投資には元本割れの可能性があります。とくにレバレッジ取引では、預けた資金以上の損失が出ることもあります。最終的な判断はご自身の責任でお願いします。

よくある質問

一番安全な投資はどれですか?

元本が保証されるという意味では、預金と個人向け国債です。

ただし「安全=正解」ではありません。

物価が上がると、増えないお金は実質的に目減りするからです。

減らさない場所と、増やす場所は、分けて考えてください。

複数の種類を組み合わせるべきですか?

最初は1つで十分です。

インデックス投資信託を1本買えば、その中ですでに分散されています。

全世界株式の指数に連動するものなら、対象は数千銘柄です。

種類を増やすのは、管理できる範囲が広がってからで間に合います。

年齢によって選ぶ種類は変わりますか?

変わります。

運用できる期間が長いほど、値動きの大きい商品を持ちやすくなるためです。

ただし年齢だけで決めず、家族構成や収入もあわせて考えてください。

まとめ|今日やるのは「自分の場所に○をつける」だけ

投資の種類は、リスクと難易度の2軸で整理できます。

初心者が選ぶべきは左下、つまり預金・個人向け国債・インデックス投資信託の3つです。

そして右上のFX・暗号資産は、国がレバレッジに厳しい線を引いた場所。

急いで近づく理由はありません。

今日の一歩は、これだけです。

マップを見て、自分が今いる場所に○をつけてください。

まだ何も始めていないなら、○は左端になります。

そこから右へ、一歩ずつ進めば十分です。

○をつけた場所ごとに、次に読む記事はこちらです。

次のSTEP④では、この左下のゾーンで効いてくる「長期・積立・分散」を、GPIFの数値をもとに検証しています。

※最低投資金額や利率は2026年7月時点の情報です。実際の条件は各金融機関でご確認ください。

執筆:よ~ちゃん(2級ファイナンシャル・プランニング技能士)/最終更新日:2026年7月19日

参考資料

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制定日:2026年5月6日
最終更新日:2026年5月6日

運営者:よ~ちゃん(2級FP技能士)

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